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あなたの冷え性はどのタイプ?・・・指一本でセルフケア!

寒くなってきたと思ったら急に暑くなる日が続いたりと体温調節が難しい季節となっております。季節の変わり目は体調を崩しやすいですが、特にカラダが冷えて辛い思いをする方が増えてきています。

今回は冷え性に対するツボ・ケアをお伝えします。

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冷え性にもいろんなタイプのものがあります。

タイプにより気を付けることが変わります。

え性のタイプとは?】

①筋肉が固くなり血行不良が起こっている。

②内臓が冷えている。

③手足が冷えているが頭や上半身が暑い。

④靴下の跡が消えない。指で押した後皮膚が凹んでしまう。 

 

①が最も原因として多い。

特に血流にかかわるのが「第二の心臓」と言わているふくらはぎの筋肉。ここが固くなると血流が悪くなります。

筋肉は固くなると血流が悪くなり、血流が悪くなると冷えたりむくみが出てきます。

 

ボを押してみよう】

 足の内くるぶしから自分の指4本分上の場所にある「三陰交」(さんいんこう)を指圧します。すねの骨(脛骨)の少し後ろにポイントがあります。

押してみて激痛がするようならよく効果が表れやすいです。指圧の痛みが強すぎる方は優しくさするだけでも効果が出ます。

また「三陰交」は女性器疾患のツボともいわれていて、生理痛の痛みにも効果があります。月経の時に特にむくみや冷えが辛い方は最も効果が出やすいところです。

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トレッチもやってみよう!】

①足を組んで座ります。

②片方の手で足を持ち、もう片方の手で足首を回します。

(5回転したら反対にも5回転する)

③指を一本ずつ引っ張ります。

④指をまとめて握りストレッチを行います。

⑤足の裏をかかとから足指にかけてマッサージを行います。

⑥かかとの内側を親指で指圧します。

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しく解説!】

まずは症状が出やすい場所の対処法を説明しました。

タイプ②「内臓が冷えている」に関して。

人間とは全身の血液が循環していて、その中でも血流を流す優先順位があります。

内臓が冷えて機能不全を起こすと命にかかわるので、優先的に血流が行くわけです。

 

なので、体が冷えてしまい辛い方はまず腹巻をしたり、寝るときのシャツをズボンにいれるだけでも少し楽になります。

お腹だけではなく腰も冷やさないようにすること。腎臓とか十二指腸は後ろにあるからです。

 

タイプ③「冷えのぼせ」に関して。

手足は冷えるが頭がのぼせてしまい暑くなる状態です。

タイプ①が慢性的に続くと常に血流が悪くなります。

脳からは常に「心臓がんばれー」と指示を出すため交感神経がずっと興奮している状態となります。

リラックスした環境を作ることと、ふくらはぎの筋ポンプ作用を高める必要があります。

筋肉は歩行時などに、柔らかい状態から硬くなることで足に下がった血流を心臓に押し返す働きがあります。筋肉が固いところから更に固くなってもポンプの働きが少ないため、血流が良くなりません。

ウォーキングやランニングをしているのに冷えが治らない人はまずふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)のストレッチをすることが大事です。

 

 

タイプ④「跡が残る」

妊娠している方でもうすぐ出産だ!という方によく見られます。

足の血流が悪くなりムクミがひどくなると靴下の跡が消えなくなったり、三陰交を指圧した後に数十秒凹んだまま戻らなくなることがあります。

日常的にこの状態になっている方は要注意です。

 

関節が原因!?下肢全体の冷えむくみ】

足先だけではなく、下肢全体が(太ももなども)冷え・むくみがある場合は、腸腰筋が硬くなっている可能性が高いです。

腸腰筋は股関節を通るが、隣には大腿動脈・大腿静脈・大腿神経が通ります。

筋肉は硬くなると太くなるために近くを通る血管や神経を圧迫します。

腸腰筋のストレッチやマッサージもありますが、まず股関節(腸腰筋)が硬くならないようにする努力が必要です。

 

 姿勢が悪いと股関節がねじれてしまいどんどん冷え性が悪化します。

 

血流は心臓から流れてきます。先に股関節の血流が悪くなると、いくらふくらはぎや足のマッサージをしても冷え性は改善しません。まずは良い姿勢になることが大事です。

 

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背中を反らすことがいい姿勢ではありません。骨盤を立てるのです。

股関節は90度が最も良い角度なので、骨盤を立ててきれいに座ることで冷えを治しましょう。足を組むのも股関節がねじれるので良くないですよ!

 

 

とめ】

冷え性かな?と思ったら「三陰交」を押してみる

②元気な第二の心臓(ふくらはぎ)を作る

③本格的に寒くなるまでが勝負!冬になってからでは間に合わない!

 

秋が短すぎる!今のうちに冬の準備を頑張りましょう!