これって腱鞘炎?!治し方教えます💡
腱鞘炎とは手の使いすぎなどが原因で首の親指側にズキズキした痛みが出ること。
病院に行くと「安静にしてくださいね。」と言われ湿布だけ出されて終わり、、、というのをよく聞きます。
特に産後2か月の間に60%の方が手首に痛みや怠さを感じると言われている。
抱っこ・授乳・入浴・おむつ交換・・・お母さんの仕事は24時間あるから大変です。
育児が始まると痛くても手を休めることが出来ません。だから腱鞘炎になってしまうのです。
今回は腱鞘炎とは何か?その対処法はどうするのか?正しい知識を付けて自分で治せるようになりましょう!
【腱鞘炎とは?】
産後の方やデスクワークの仕事をしている方によく起こる。
腱鞘炎とは手首の親指側に炎症が起こっている状態のことを言います。
1,ドアノブをひねる時
2,瓶を開けようとする時
3,子供を抱っこした時 など
激しい痛みを伴います。抱っこしている最中に子供が暴れて痛みで落としてしまうお母さんもいるぐらい、、、。かなり痛いです。
手や指の使いすぎで起こるので、まず自分の日常の中で親指を使いすぎている原因が何かを考えましょう。
ここが痛いと腱鞘炎!
親指を動かす靭帯が痛くなります。親指を立てる時や、物をつまむ時に激痛が走る。
【原因と対処の仕方】
痛みが出る原因は筋肉が固くなっているから。まずそこを緩めましょう。
赤いラインが筋肉の走行。ここを通る筋肉が使いすぎて固くなることにより手首に痛みが生じます。
緑のポイントは筋肉を緩める場所です。赤いラインに沿って肘の外側の骨に向かって順に指で押していってください。一番重く響くところがあなたの悪い場所です。そこを10秒ほど指圧してください。
よくわからない場合は緑の場所全体をつまむようにマッサージしても楽になる場合があります。
※動かしていないのにズキズキとうずくような痛みがある場合は炎症が激しく出ている状態なので、手首をアイシングするかシップを貼ってまずは安静にしてください。
【首の硬さが原因かも!?】
首の筋肉が固くなることで手にむくみが生じる。むくんでいる指を動かすのは余計に筋肉を使わないといけないので腱鞘炎になりやすくなります。
それでは解説です(詳しく知りたい方はご覧ください)
腱鞘炎はド・ケルバン病と呼ばれる(検査法はフィンケルシュタインテスト)
親指を4本の指で握りながら小指側に手首を曲げた時に痛みが出ると腱鞘炎。
痛くて親指を握れない人も多い。
腱鞘炎が起こるメカニズムについて
長母指外転筋と短母指伸筋の腱に炎症が起こった状態。
手首にある腱鞘(けんしょう)を腱がスムーズに動かなくなり起こる。
【何度もなりやすい人の特徴】
使いすぎなどで起こるとされているが、同じ家事・育児をしていてもなる人とならない人がいる。その違いは緊張しやすい・力をこめすぎているところにある。
肩に力が入りながら育児をしていると、同時に手にも力を込めてしまい炎症が起こりやすくなる。
何度も腱鞘炎を繰り返している人はまず、首や肩に力が入っていないかを確認する必要がある。疑うべきはまず僧帽筋。
また、首の横にある斜角筋が固くなると手に流れる血液循環が悪くなり、神経の圧迫も起こるため腱鞘炎になりやすい。
【特に注意すべきは上肢の内巻き】
長母指外転筋の拮抗筋である(反対の作用をする)母指内転筋を緩めることを忘れてはならない。
母指内転筋、円回内筋、小胸筋、僧帽筋は連動して動くため、上肢全体の内巻きを取るようにすれば再発も防ぐことが出来る。
【腱鞘炎に類似したもの】
1、手根管症候群
2、ギヨン管症候群
3、ばね指
1、手根管症候群は手首~手のひらにかけて痛みや痺れが出てくるもの
手首の掌側をたたくと痛みが出る(チネル徴候)が特徴
前腕の筋肉で正中神経が圧迫されているために起こる。
2、ギヨン管症候群は手首の掌側、小指よりのところから小指と薬指にかけて痛みや痺れが出る。
手根管症候群同様、ギヨン管の部分をたたいて痛みや痺れが出るのが特徴
3、ばね指は指を曲げようとすると曲がりづらく、曲がった後は伸ばす時にも引っかかるようにして伸ばしづらい症状が出る
こちらは斜角筋や棘下筋が原因となることが多い
まとめ
①痛くても使い続ける場合は、適切なケアをしなければ何もできないくらい痛くなる。
②がまんしてても治らない。サポーターをつけるのも一つの方法
③赤ちゃんだけじゃなく、お母さんのカラダも大切。