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吐き気やムカムカを乗り切るコツ!つわり対策

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つわりの始まる時期には個人差がありますが、

妊娠4週前後から始まり、

約1か月半~2か月程度続いて、

妊娠9~10週までには自然に収まっていくのが

一般的です。

 

しかし、その期間は精神的に落ち込んでしまいがちになります。

少しでも楽になるために、

つわりを和らげる方法を試しましょう。

 

【つわりの原因】

はっきりと原因は解明されていないため、3つの仮説をご紹介。

・hCGの急激な分泌によるもの

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は黄体に作用して

プロゲステロン分泌を低下しないようにします。

 

あまりに急激なため体がついていかず、

つわりが起こるのではないかと考えられています。

 

・自律神経の乱れによるもの

妊娠による急激な体の変化についていけず、

自律神経の乱れによってつわりが起こるのではという説。

 

・妊娠を維持させるための防衛反応

つわりを起こすことでカラダを動かさなくして、

流産を防いでいるのではないかという説

 

 

【つわりの主な症状】

・吐き気や嘔吐

朝起きた時や空腹時にムカムカしたり

吐き気を催し、食べると落ち着く場合もあります。

 

食後に吐くこともあります。

 

・食べ物の好みが変わる、においに敏感になる

好きなものが嫌いになったり、

嫌いなものが食べたくなったりします。

 

特定の食べ物の匂いで吐き気が起こることもあります。

 

・眠い、だるい

始終眠気を覚えたり、

なんとなくだるさを感じたりします。

 

・イライラ

気分がイライラします。

涙がもろくなることもあります。

 

 

【ストレスが症状を重くする】

つわりは、

妊娠によるホルモンの分泌量の急激な変化が

関係していると考えられています。

 

精神的な影響も大きく作用しているようで、

神経質な人や、大きなストレスを抱えている人、

夫が忙しくてすれ違いが多い人などは

症状が重くなりがちです。

 

もともと胃が弱い人も症状が重くなる傾向にあります。

 

時期が来ればおさまるので、

あまり心配せずに乗り切りましょう。

 

 

つわり対処法

・寝起きに床の中でつまみ食い

つわりはモーニングシックネス(朝の病気)と言われます。

朝、起きた時に吐き気を感じます。

 

枕元にクッキーやパンなどの軽食を用意しておき、

起きる前に床の中でつまんでから起きると少し楽になります。

 

・小まめに食事やおやつを取る

空腹時に吐き気を感じる場合は、

朝、昼、夜の食事にこだわらずに、

小まめに食事やおやつを取りましょう。

 

外出時には、

ローカロリーの飴ちゃんやガムを携帯すると便利です。

 

 

・水分補給を心がけて

激しい嘔吐が続くと、水も受け付けなくなって

脱水症状になることがあります。

 

小まめに水分補給をするようにするか、

市販の経口補液の水やゼリーを食べましょう。

 

・冷やした料理で匂い対策

料理のにおいに敏感になって吐き気を催す方は、

食べ物をいったん冷やしてから食べると、

匂いが和らぐので楽に食事ができます。

 

・食べたいものを食べる

赤ちゃんのためにと嫌いなものを無理して食べて

吐いてしまうこともあります。

 

つわりの時期は赤ちゃんはまだ

あまり栄養を必要としていないので、

食べたいものを体調に合わせて食べて大丈夫。

 

・気分転換をする

精神的ストレスもつわりに影響しています。

一人で家の中に閉じこもっていると、

余計に神経質になってしまいます。

 

散歩に出かけたり、

友人と会っておしゃべりをするなどして

気分転換をしましょう。

 

 

【※こんな時は病院に行きましょう】

食事がほとんど食べれない、

水も飲めず、一週間で1~2㎏体重が減ってしまった場合。

 

医師に相談して、点滴や注射で済分と栄養を補給できます。

入院することもあります。