タバコで3人に1人は早産になる!!妊婦がタバコを吸ってはいけない理由を解説
妊娠する以前から煙草を吸っている方、
妊娠してから、
急にやめるのもストレスだからタバコを吸っていいかな?
と考える方もいます。
タバコを吸わないほうがいいのはわかるけど、
具体的には何が悪いの?と思う方もいるでしょう。
タバコを妊娠中に吸ってはいけない理由はもちろんあります!
理由をしっかりと知ったうえで、
赤ちゃんのために
ストレスなく禁煙できるようにしましょう!
【タバコは子宮頸癌のリスクが高まる】
タバコには200種類の有害物質が含まれていて、
発がん性物質は60種類以上にも上ります!
有害物質の中で有名なのは、
・ニコチン
・タール
・一酸化炭素 です。
煙を吸い込むことで喉・肺や
食道や胃、肝臓や腎臓、尿路系など
様々な臓器の発ガンリスクが高くなります。
喫煙者の子宮頸がんのリスクは2倍以上高くなります。
さらに※HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が重なると
相乗的にリスクが高くなります。
※HPVは性交渉の経験のある女性の80%が50歳までに感染を経験するといわれている、とてもありふれたウイルスです。
【ニコチンには強い依存性がある】
体内のニコチンが切れると
・イライラする(ストレス)
・落ち着かない などの症状が現れます。
タバコを吸ってイライラが解消されるのは
ニコチン欠乏が解消されるだけなのです。
依存性というのは、アルコールやカフェインにも含まれています。
しかしニコチンは、危険薬物のヘロインやコカインよりも
依存性が高く、中毒になってしまうと使用を中止することが
大変難しくなります。
【3人に1人が早産する】
タバコの煙には、有害物質を含むことと、
胎児毒性とともに血管収縮作用があります。
生後に神経発達障害を引き起こす可能性もあります。
その為、知能の低下が見られるケースもあります。
妊娠中の喫煙により子宮内退治発育遅延が起こります。
その程度は喫煙本数に関係していて、
一般に母親が喫煙していると出生体重は約200g軽くなり、
ヘビースモーカーでは約450g軽くなります。
などの異常に2~3倍の確率でなります。
早産率は喫煙本数と明らかに関係があります。
非喫煙 : 6%
5本以上 : 7%
6~10本 : 11%
11~20本: 13%
21~30本: 25%
31本以上 : 33%
間接喫煙の場合は
1日1~5本程度の喫煙効果があるといわれていますので、
注意が必要です。
【妊娠が発覚してからでも大丈夫】
「妊娠してからずっとタバコを吸ってしまっていた!どうしよう!」
という方、安心して下さい!
妊娠早期に禁煙した場合では出生体重はほぼ正常です!
また早産率も減少しますので、禁煙の効果が期待できます。
妊娠がわかった場合はすぐに禁煙するようにしましょう!
【受動喫煙防止マークをご存知ですか?】
「すいたくないボウヤ」という
煙に覆われて泣いている赤ちゃんをモチーフにしたマーク。
・タバコの煙を吸いたくない
・大切な子供に吸わせたくない
と思う気持ちを表現しているそうです。
2012年4月より保健所や両親教育などの公的な場を通じて配布されています。
「マタニティマーク」のようにバッグに下げている人がいたら
喫煙する方は、受動喫煙について考えてみて下さい。
【まとめ】
以前からタバコを習慣的に吸っていたママは、
急に禁煙するのはつらいかもしれません。
しかしタバコをやめないと、
赤ちゃんに様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
母親になる第一歩だと思い、頑張って禁煙をしましょう!
周囲にタバコを吸う人がいても影響を受けてしまうので、
旦那さんや家族の方にも禁煙をしてもらうか、
近くでタバコを吸わないように配慮してもらうようにしましょう。